水平ラインを強調したスタイリッシュな外観、玄関から連続する広々としたLDK、開放的な高い天井など、どこを切り取っても美しいデザインが印象的なIさん宅。「ありきたりな設計ではなく、こだわりを叶えたおしゃれな空間で暮らしたい」と依頼先を探し、辿り着いたのが建築工房ORKSでした。見学会では第一印象から「他とは違う！」と一目惚れ。デザイン性の高さもさることながら、スタッフとの距離感＝顔の見える安心感が、イメージを形にする上での大きな決め手になったといいます。

玄関を開けると、最初に目に飛び込んでくるのは壁一面のレッドシダー。違い棚を配した壁や土間、ブルーのドアを組み合わせたアーティスティックな意匠は、Iさんご夫妻一番のお気に入りになりました。好きな色だというブルーは、他にもキッチンや書斎のアクセントカラーに使われ、個性を演出しています。

エアコンの温風や乾燥が苦手な奥さんに配慮して、暖房は温水式パネルヒーターによる全館暖房を採用。家のどこにいても温度差を感じず、赤ちゃんのいるIさんご夫妻にとっては入浴前後の室温管理が楽々、深夜や早朝の赤ちゃんのお世話も苦になりません。

そして、ご夫妻が実際に体験して導入したスチームサウナは、わずかな温水で身体がポカポカになる優れもの。隣接してバスタブ（浴室）がある分離型設計なので、赤ちゃんの入浴時も便利です。「山形の冬は寒い。だからこそ冬の暮らしを楽しんで」という建築工房ORKSの提案で、サウナで温まった身体をクールダウンするデッキも設置。このスペースは夏のシャワーシーンでも活躍することでしょう。