西川町 水沢温泉館 サウナ
ORKSでデザイン・施工させて頂きました、『西川町 水沢温泉館 サウナ』
4月28日にオープンしています。
オープンセレモニーでは、今回、水沢温泉館のサウナをデザインするにあたり、コンセプトやどのような想いがあったかなどを発表する事になり、僭越ながら町長はじめ町民の皆様の前でお話させて頂きました。
サウナでととのう町 西川町(にしかわまち)
西川町は、なんといっても自然が豊かです。そんな豊かな自然と相性が抜群なのがサウナです。今回の水沢温泉館様のサウナをデザインするにあたり、西川町の素晴らしさをなんとかサウナのデザインで表現できたらと考えていました。私も西川で生まれ過ごしてきました。小さい頃の西川のイメージは、雪と緑と太陽の町でした。でも、大人になり、西川町はやっぱり月山かなぁと感じました。私も登山をしたり、スキーをするうちに月山の魅力にハマっていきました。
それであれば、月山の魅力をサウナデザインに取り込み、表現したいと考えサウナをデザインさせて頂きました。
月山 サウナ室
月山のサウナは、月山頂上の山道の敷き板からインスピレーションをもらいました。
山道が互い違いに織りなすデザイン。
そして、天井の照明は月明かり。月明かりから壁を照らす明かりは、漢字の山が浮かび上がってきます。
また、階層を多く作ることにより、あえてサウナ室内に温度差ができるようにしています。これは、小さいお子様からお年を召された方まで、さまざまなお客様が一緒のサウナを利用できるようにしています。
高温が好きな人は一番高いベンチへ。ちょっと低い温度がお好みの方は、下のベンチへというふうに、利用者様自身で選択して利用することができます。
薬師 サウナ室
薬師のサウナは、白を基調とし、内装材はシルバーポプラ材を採用しました。内装のイメージは月山山頂の石を、そして、サウナ本体後ろの丸いデザインのタイル壁は、月山山頂から見る月をイメージしたデザインしています。
壁を照らす間接照明により、落ち着いたサウナ空間になっています。
月山のサウナ室よりも少しくらい照明計画をしています。
両方のサウナに共通ですが、サウナ本場のフィンランド・北欧をお手本にした、心地よさにこだわったサウナにしています。本場のサウナにはロウリュウといって、サウナストーンに水をかけて蒸気を出すことにより、発汗作用を高めるサウナの入り方があります。ロウリュウを自分でできる事をセルフロウリュと言うのですが、それができるサウナ施設は県内でも珍しいサウナです。セルフロウリュにより、最適温度でサウナをゆっくりと楽しんでいただける空間に仕上げています。
サウナを通して県内外、さらには海外のお客様に西川町の魅力が伝わってくれたらいいなぁと思います。
そして、少しでも多くのお客様に西川町へきてもらい、サウナはもちろんですが、西川町のいいところを見て行って欲しいと願っています。
最後に、私の故郷、西川町に私の大好きなサウナで関わることができた事、本当に感謝申し上げます。
営業日などは下記の『サウナイキタイ』をご覧くださいませ。